インディゴについて
おはようございます! えむです!
みなさんジーンズというとどの色を想像しますか?
恐らく多くの方が画像のような色のジーンズを想像するのではないでしょうか?
今回の記事はジーンズの色でよく使われるインディゴについて紹介していきます。
最後まで読んで頂けると幸いです。
1.染料、語源
インディゴといえば青色というイメージがあると思います。
青色の染料は数多くの植物からつくることができると言われていますが、インディゴの染料は、熱帯地方や亜熱帯の低木のコマツナギ属に属する植物の葉っぱから作られています。
語源としては色素の含有量が多いインド原産の「インド藍」からきていると言われています。
また、インドなどでは、生葉を水につけ、溶け出した藍色を石灰と反応させてインディゴを生成し、沈殿したものを染料にする方法が主流とされています。
このような方法で生成したものを「天然藍、天然インディゴ、ナチュラルインディゴ」と呼びます。
ただ現在、世界各地で流通しているジーンズには「ピュアインディゴ」と呼ばれる染料を使用していることがほとんどです。
2.ピュアインディゴ
名前だけ聞くと「ピュア=天然」と連想されがちですが、
ピュアインディゴは1878年にドイツで発明された合成インディゴです。
語源としては、上記で述べた天然インディゴには不純物が含まれている一方、合成インディゴはインディゴの成分100%で作ることが可能だからと言われています。
この合成インディゴは石油から作られており、天然インディゴより安定的でそして安価に作ることが可能になり、ジーンズも普及し、今ではなくてはならない染料となっています。
3.なぜジーンズに用いられたのか?
インディゴについて述べてきましたが、なぜジーンズに用いられるようになったのか?
それはアメリカにあるとされています。
ジーンズの原型が作られたのは、アメリカのカリフォルニアでゴールドラッシュがブームとなっていた19世紀頃と言われています。
鉱山で働く労働者のために、頑丈なキャンバス生地を用いて耐久性の高いワークパンツを開発・発売したのが始まりです。
当初のジーンズは織った生地そのままの色が主流でした。
しかし、ある理由から青く染色するようになったとされています。
その理由とは鉱山に潜む毒蛇や毒虫を避けるためです。
上記で述べた天然のインディゴには「ピレスロイド」という虫よけや蛇よけに効果があるとされる成分が含まれており、労働者の強い味方になっていたとされています。
この事がきっかけでインディゴのジーンズが世に広まっていったと考えられています。
4.まとめ
今回はジーンズの色でよく使われるインディゴについて紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
最後まで読んで頂きありがとうございました!
次回の更新までではまた!